« 空木岳:晴れ間を求め、ソースかつ | トップページ | 雨飾山:温泉と温泉の合間に »

2016年9月 9日 (金)

富士山と瑞牆山:気ままな旅

2016年9月2-3日

最近の天気予報はあたらない。
近頃のような気象は前例に乏しく、予測確度が低いのだろう。
それでも、金曜は間違いなく晴れ、土曜も良さそう、日曜はどこも雨マーク、ということで、長期縦走ではなく晴れを求めて移動することにした。

休暇をとって、木曜の夜に装備各種一式を整え、走り出した。
まだまだ暑いので、標高の高い山しか眼中にない。

まずは、槍穂を候補に考えたが、なんだか気分が乗らない。
一方、 9月1日から吉田口のマイカー規制が解除されたとのこと、富士登山は平日に限る。
良い天気は間違いないというチャンスを得て、甲州へと走り続けた。

遠い、遠い。
なんとか深夜遅くにたどり着いたが、吉田口Pは満車、徒歩20分ほど手前のPに駐車して、朝を待った。3時間ほど仮眠。
放射冷却で夜は冷え込んだ。

出発前におにぎりを食べたが喉を通らない。こんな時の登山は無理しない。


てくてく歩いて、吉田口5合目を出発したのは、5時15分。しばらく行くと夜が空けてきた。

Img_3619

小屋が連なる尾根を行く。落石よけの長城が続く。
赤い鳥居が目印になるが、行程の半分にも満たない。

3100mを過ぎたあたりから、睡眠不足の影響が出てくる。
少し休憩。
眠ってしまった。


Img_3624

どれほど眠っていたのかは不明。

Img_3628

須走の下山道を眺むる。こんな斜度を駆け下りる。

頂上には9:35着。
お鉢を巡る。

Img_3634

昔の日本はこんな小屋のたたずまいが、里の街並みだったのだろう。

Img_3636

(火口と剣が峰)

冬、火口の底にテントを張る人がいると聞く。

Img_3639

(にゅるりと噴出しただろう溶岩)

ここに座って昼食。今はただの冷たい石であった。

火口を一周し、小屋前のベンチでしばらく休んだのち、下山道をすたすたと下った。


最初は雪の斜面を駆け下りるようで、すこぶる快適であったが、固い斜面に岩石が転がるような路面になってからは、膝や腿への負担をつらく感じる。
山慣れない人には、つらい斜面だと思う。

ゆっくり下るのを得意としないので、ペースを落とさず1時間半ほどで、駆け下りた。

12:50下山。馬がいた。

Img_3654

腿と膝がきりきり痛むが、駐車場所まで歩く。


シャトルバスがあったみたい。



風呂を求めて里に下りる。
あの大勢の登山客はどこでお風呂に入っているのだろう。
容易に発見できず、立ち寄ったGSの紹介で(割引券)、富士展望の湯ゆらりでお風呂を頂戴する。
様々な趣向の湯船があって、堪能しきれなない。
自分には過剰なおもてなしであるが湯加減が実に良かった。


実は富士山はこれが初めて。
岩遊びに来た際に立ち寄ろうとするも、岩の師匠に「あんなとこ行くな」と足止めされたり、なんだかんだで機会がなかった。
遠いし、混雑がキライだもの。


登ってみると周辺に山がないので、写真に撮るべき山がない。
火口周辺の荒涼とした風景は趣に乏しい。
山の全体像がつかめず、登頂の実感に乏しい。

確かに、登るより、眺める山だと思った。
それでも、来てよかったと思うし、なんたって日本一。

別の季節に改めて、別ルートで。

なお、山の経験が乏しい人や、外国の人が非常に多い実にかわった山であった。
皆、楽しそう。(登りは)

さて、富士下山後、次はどこに登るか、宿泊するかも決めぬまま。
本栖湖畔のキャンプ場を覗いては、小さいころの子供たちと来なかった過去を反省し、自分だけの旅は、少しはストイックであるべきと考えて、一人テント焼肉パーティーを断念。

甲府に向けて走りながら、瑞牆山が近いではないかと気づく。
ただし、この山域の地図を持参していない。


韮崎の本屋で山の本を購入し、登山口へと向かった。





2日目
 
みずがき山自然公園を6時ごろ出発。
反時計回りで周遊することにした。

ガイド本にあるように、芝生公園周辺の遊歩道は迷路のようで、登山者のための標識はない。
芝生公園の右奥から山沿いを行くが、ルートの踏み跡は薄く、岩屋さんやオリエンテーリングの踏み跡の濃い道が交差するので、迷うかもしれない。
一旦、林道沿いに進んで、標識に従って山に入ったほうが無難。



この森は飛騨山脈に比べ、明らかに下草が少ない。
シカが勢いよく駆け下りてゆく。藪が薄いね。

1時間ほどで富士見平小屋。

Img_3664

ログハウス風の雰囲気の良い小屋である。
いずれのんびり訪れたい場所である。

頂上には8:25着。

Img_3676
八ヶ岳を眺める。

Img_3678

(昨晩、購入した山の本)

頂上で一読する。山梨って立派な山が多いね。
これから役に立ちそうな本です。


しばらく休んで、北側のルートを下る。
富士で痛めた膝を守るため、下りはペースを落とした。
6月に痛めた足首もよくはない。


のんびり下ったのだけど、この不動沢の下りは、今シーズンのベスト山歩きとなった。

岩の下から湧きだす。
小さな水の流れに沿って下ってゆく。


Img_3686

写真には写せはしないが、苔むしたしっとりとした山の風情が、求めている時間と空間を与えてくれる。
足を長く止めないが、実に良い時間であった。

Img_3687

昭和59年、地元の中学生にも大切にされ。

Img_3692

不動滝から下流は、下世話な雰囲気になったが、岩屋さんが行きかう楽しい道のりであった。

林道に出てから標識に従って遊歩道に入った。山に沿って南下し、西に一気に下ると、朝に出発した芝生公園右奥の遊歩道の傍に飛び出した。ガイド本とは違うルートか。

Img_3701
10:35芝生公園。

ざるそばを頂戴する。


さて、お風呂を求め、峠を1つ超えて信州川上村へ、立派な福祉施設の浴場で汗を流し、佐久を経由して、帰路についた。

 

Img_3704

Img_3705

目立つ尖がりは、男山。いずれまた。


あとで気づいたのだが、瑞牆山も百名山であった。
良い山でした。


上田で確認した天気予報はかわり、日曜も晴れるとのこと。
されど、もはや膝がもたないので帰ることにした。

|

« 空木岳:晴れ間を求め、ソースかつ | トップページ | 雨飾山:温泉と温泉の合間に »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/505224/64162529

この記事へのトラックバック一覧です: 富士山と瑞牆山:気ままな旅:

« 空木岳:晴れ間を求め、ソースかつ | トップページ | 雨飾山:温泉と温泉の合間に »