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2013年7月の3件の記事

2013年7月24日 (水)

奥穂高ジャンダルム:今年の岳沢周遊(2日目)

2013年7月20-21日

岳沢周遊


21日(2日目)

5時出発、天狗沢をつめてゆく。
軽量化のため、一眼はテントで留守番。コンデジが今日の撮影ツールである。

今日も良い天気が期待できる。楽しみである。

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(雪渓が繋がっていた方が歩きやすいが、そうもいかない)

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(最後の雪渓でアイゼンを装着)

雪面にピッケルを突き刺しながら、高度を稼ぐ。
キャンプフォーに12本爪でトライ、足首にベルトが当たるが、この程度の行程ならば特に問題は無い。けど、いずれはイグザムガイドになると思う。


7時ごろに天狗のコルに到着。
以降は、岩稜帯を行く。

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(コブの頭に立つと、突如ジャンダルムが現る)

どかーん。
槍、黒部源流の山々、遠くに立山、剣まで望むことができる。

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(8時丁度に、ジャンの頂上)

あんパンをかじる。
北側から下ってみる。登りはともかく、下りは手足が長くないと苦労するかもしれない。

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(ジャンの北側の斜面、×のあたりがルート)

ジャンの北側は、岩がはげ落ちていた。落雷によるものだろうか(後で確認したら、数年前もこんな状況でした)。
最危険地帯であるロバの耳を通過し、登り上げる。
この登り、以前は浮石、落石の宝庫であったが、今はずいぶん落ち着いてきたように思う。

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(振り返り見たロバの耳、ジャンダルム)

馬の背を通過し、奥穂高岳山頂へと向かう。

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(奥穂の方位盤とジャン)

奥穂頂上には9時に到着。ジャンから1時間ほど要した。
あとは吊尾根を行くのだが、細かいアップダウンがあって、思うほど先にすすまない。

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(昨年は咲かなかったコバイケイソウ)

紀美子平でバテている自分に気付く。
嫌いな重太郎新道の下り。負荷が大きい。それでも1時間弱で下って、テントの撤収が終わったのは正午丁度であった。
ポツリときたので、小屋でもり蕎麦を食してから、上高地へと急ぎ下った。

前日ののんびりモードから急転し、刺激的な一日となった。

ただし、少々バテマシタ。

下山後は、ホテル焼岳で温泉を頂き、充実した山行となった。


追記:
・心地よい風、花、新緑、青空、雲、野鳥、お昼寝、岩、BGM、テント、ビール、満月、雪渓、アイゼン、ピッケル、岩稜、緊張感、クライム、方位盤、山々遠望、蕎麦、ソフトクリーム、温泉・・・。やめられません。
・ヘルメット着用率が高まってきました。とても良いことだと思います。ちょっと暑いけどね。慣れましょう。

取り急ぎご報告。

 

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奥穂高ジャンダルム:今年の岳沢周遊(1日目)

2013年7月20-21日

岳沢周遊



例のごとく、直前までどこの山に入るか決めていなかったが、「休息と適度な緊張」を求めに、岳沢に入った。
昨年はすっきりしない天候の中、同じ時期にこのルートを歩んでいる。

20日

神岡の道の駅で目覚め、アカンダナ駐車場から上高地に入った。思ったより山に入る人は少ないようだ。
登山道から見える西穂沢では、ニッコウキスゲの群落が開花盛期を迎えようとしていた。

明日、通過予定の天狗沢の雪渓の様子を観察する。

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(最初の雪渓は左から巻けばよい。アイゼンは最後の数百メートルで必要)


2時間ほどで岳沢に到着、まだ9時前であるが、今日はのんびり休息をとるのである。
テントでお昼寝。

小屋で昼食を頂いたあと、天狗沢へお散歩である。

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(ハイジの気持ちである。ラリホー)

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(奥明神沢はずいぶん上まで雪渓がつながっている)

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(さらに上部に進む。天狗岩がかっこいいねえ)

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(明神もいいね~)

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(どこもかしもよろしい)

小鳥のさえずりも心地よい。
うぐいすの声が多い。日本である。

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(雲と虹がおもしろい)



2時間ほどぶらついて、テン場に戻る。
天狗沢にはお昼寝に適した場所が無かったのだが、テントの傍にはお昼寝に適した大きな岩があった。この岩を「お昼寝岩」と命名。
岩と同化する。

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(吊尾根から延びる雲)

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(飽きない雲の動き)

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(雲ばかり見ている一日であった)


岩の上で聴いたアルバムはSarah McLachlanであった。

早々に就寝。

明日はジャン、つづく

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2013年7月17日 (水)

下丸沢:たっぷりと水分を含んだブナの森

2013年7月15日

せっかくの3連休であるが、この辺りは梅雨が明けず、どんよりとした雲が山を覆っている。
それでも最終日ぐらいは、なんとかしたい。

そこで、お天気山を求めて遠征するつもりであったが、4時間も寝坊してしまった。
霧ヶ峰でキスゲが良い季節・・・のはず。


こうなったら、近くの山へ、雨を承知で行くしかあるまい。
しっとりと水を含んだブナの森の空気を吸いに行こう。


新穂高の駐車場を出発したのは、9時40分ごろ、左俣谷への橋、観光案内所、公衆便所などが無くなっていた。そういえば、かつてのテント場周辺も殺風景となり、砂防と観光と自然の調和はそうそう簡単ではないと感じるのであった。

今日は、左俣谷に入り、昼ごろまでブナの森を楽しんで戻るというプランである。


「ずっと雨」を前提に、長靴に折りたためない傘という装備である。しかも林道歩きが大半であるから、よほどの雨にならない限り、問題なしである。

林道歩きはつまらないと相場は決まっているが、水量豊富な左俣谷の流れ、穴毛谷の荒れよう、そうして、わさび平のブナの森ほか、木々の緑を愛でれば、それなりに楽しめるルートである。

そして、今日の目的地は、林道から離れた人が通わない下丸沢のブナの森である。ここのブナの森が特別すぐれているとは思わないが、「お気に入りの場所」なのである。

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(緑が濃くなってきましたね)

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(わさび平小屋のちかくで)

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(対岸の丸いのが下丸山、右手の雲の中が奥丸山、鞍部が下丸沢)

小池新道との分岐で対岸に渡る。
この分岐を林道終点と記述される場合があるが、正確には対岸に渡って、さらにその先が林道の終点だと思われる。いずれにせよ、対岸に渡るひとは少ない。

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(橋の上から見た蒲田川上流)

川の中に一本の枯れた巨木、激しい水流に負けずに立っている。
かなり大きな木である。
古~い記憶をたどると、もっとたくさんの木々がそこにあったように思う。
川の流れが変わったのだろうか。

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(ブナは湿った感じが良い)

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(山に入らない人はこれが何かわからないかもしれぬのう)

落ち葉は一様に落ちているはずである。すみわけの妙を感ずる。

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(気持ちの良いブナの森である)

針葉樹林帯近くまで標高を上げる。12時ちょうどで、ここを今日の終点とする。
奥丸山経由で槍平に下るのも可能な時間であるが、曇天を見上げるとそこまでする必要を感じない。

深く深く呼吸して下山。満足である。


帰りは下丸沢の水場で、しばし時間をつぶす。
水量豊富な湧水である。
今日の目的地はここ。

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(苔のミドリが濃くなるのはこれから)

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(その流れに両足をつっこんでいる。贅沢な時間が流れる)

その後、来た道を戻り、自家用車を拾い、「ニューホタカ」で温泉を堪能する。気持ち良くて溶けてしまいそうなお湯である。勿論、溶ける前に上がる。

ここは、この辺で最も安くお湯を頂ける場所であるが、下山する人たちは下山の勢いが止まらず、下山してしまう。ザックを置いて、車を取りに戻れば良いだけである。



新穂、奥飛騨周辺の欠点は、蕎麦屋が無い(少ない)という点である。
何が何でも、下山風呂蕎麦はワンセットでなければならない。
今日は長倉枕石のパーキングでおかあさん方にもり蕎麦をつくってもらった。ごちそうさまでした。


追記:結局、一度も雨は降らなかった。つまらんのう。

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