« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月の4件の記事

2013年5月19日 (日)

金剛堂山:梅雨入り前の新緑の山が一番よい山である

2013年5月18日

金剛堂山

毎年、この時期になると申し上げるフレーズは、
「梅雨入り前の新緑の山が一番良き山」である。

行かねばならない。

新緑のすばらしさは、歳を重ねるほどわかるものだと思う。
裏返すと、子供にはこの良さは理解できない。
おにぎりに負けてしまう。

新緑と残雪があればなお良い。
行動しやすい気温が、実にすがすがしい。
夏の蒸し風呂のような低山歩きは苦行であって、本当に山を楽しむことはできないと感じている。



さてさて、八尾からの道中、里山は藤の花が満開であった。
この季節を過ぎると、この植物の存在すら忘れてしまうのだが、日本人好みの薄紫色のこの花は、堅強な蔓性のマメ科植物である。

Dsc_0570_112

Dsc_0572_113

藤、藤村、藤岡、藤田、藤崎、藤木、藤島、藤代、藤川、藤山・・、苗字に「藤」と付く人は多い。関係ないかもしれないが、これが日本の原風景なのだろう。

Dsc_0575_116

新緑の山は誠に気持ちが良い。

Dsc_0585_117

(利賀は、田植えの時期を迎えていた。藤代掻き、藤田である)



朝は業務があったため、入山が遅れてしまい、11:00頃に栃谷登山口を出発することになった。谷筋には、名を知っていても知らぬが、小さいきれいな春の花々が随所に咲いていた。

Dsc_0593_118

ブナの森あたりから残雪が増え、雪解け水が乾いた枯葉の下を流れるような道であった。

Dsc_0605_119

(手前の小ピーク、もっと雪が残る時期に来たかった)

頂上には13時頃に到着、槍・穂高、剣・立山方面まで見渡すことができた。
人形山には、まだ雪がたっぷり残っていた。

昼食をとって、サクサク下った。14:30頃、車に戻り、百瀬川でシューズを洗った。このために「たわし」を積んである。

Dsc_0622_120

(存在感)

金剛堂山は、手軽な山ではあるが、おひさしぶりであった。
なぜかを整理してみると、
① 富山市からのアプローチが、時間以上に長く感じる(ワインディングな街道)。
② 途中まで灌木のため視界が良いとは言えない。
③ 夏は暑くてどうも・・・。

近くの温泉も、ロビーの青い裸婦画さえ気にしなければ、良く磨かれた実に良いお風呂である。もっと、来ても良い山だと思う。

追記:
・今回投入したシューズは浸水がひどかった。2年間、酷使したので寿命なのかもしれない。
・これからの良きシーズン、何かと忙しくて山に入れぬと予想している。
・理由は明らか。これを克服してみましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月13日 (月)

そばそば峠:新緑を食らう

母の日は、奥さんと新緑の散策に出かけた。

まず、お昼は「峠のそば」で旬の山菜の天ぷらとざる大盛りで満たした。
これ以上の混雑は良いとは思えないので場所は申し上げないが、有名な昼「そば」である。

次の目的は、「カツラ」の巨木。
新緑の巨木に会いにゆく。

カツラの巨木は各地にあるが、今山田の巨木は今回が初めてである。

Dsc_0498_101

Dsc_0508_102

(やはり、巨木を巨木らしく撮るのは難しい)

Dsc_0519_103

(新緑も様々)

Dsc_0523_104

Dsc_0535_106
(新緑の鮮やかさは紅葉に劣らぬ)

Dsc_0546

Dsc_0549_109
(香る新緑)

Dsc_0561_110
(牛岳には雪が残る)

Dsc02186
(湯谷温泉は新しい経験となる。経験すべし、推奨)

そば、旬、新緑、パンチのある温泉。
デトックスされます。

いずれ、追記します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月10日 (金)

雲の流れを眺めながら:Flower

先日、良く晴れた日に岳沢に幕営し、青い空の下、穂高の山々を眺めていた。

天狗岩の向こうから流れてくる雲と、雪の山肌の雲の文様はひと時も同じではなく、静かに躍動し、常に物語が展開していった。

Dsc_0339_100

その時、イヤホンから流れていたのは、Natalie Duncanの 「flower」という曲で。
雲とその陰が織り成す展開は、この曲のテンポとシンクロして、ここになぜきたのかを教えてくれるようであった。

実は、あの雲の流れがこの曲と同期したとき、こみあげる感動を抑え込んでしまった。
何かしらに意味をもとめてしまう自分は、説明が不明な感動に動揺し、恐れたのかもしれない。


訃報については、様々な方面で伝えられている。
生きるということ、それを失うということ。
感動に、何かしらの対価を求めるのだろうか?

そんなはずは無いのも知っている。


いずれ、白出沢を訪れて、シンプルに自分の生きるを踏みしめ、あの稜線へと飛び出すことにしよう。
それが、「あるべき」だと思う。合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 6日 (月)

前穂高岳・西穂高岳:岳沢から

2013年5月3~5日

GW後半、どこへ行くか最後の最後まで決まらなかった。
先のまとまった量の降雪は、雪崩のリスクを高めている。
一方では、気温が低く、融けた雪が程良く引き締まっているらしい。
5月2日の岳沢小屋のブログ情報は、奥明神沢の状態は良いとのこと、どうやら北アルプスも北部と南部では雪の状況が異なるようだ。

前夜、天泊装備と日帰り装備をそれぞれパッキングし、自家用車に積み込んだ。
早起きできたら、日帰り装備で新穂から槍ヶ岳方面、朝寝坊したら、幕営装備でアカンダナ駐車場から上高地、岳沢方面と決めて就寝。

初日 5/3

なんだか、寝付かれず(予想通り)、結局、河童橋から穂高の山々を見上げることになる。

Dsc_0261_095
(ここからジャンは見えないのか?ちら見している黒いのがそうか?奥穂と南陵の頭ってあんな近かったっけ?馬の背ってあんなに長かったっけ?)

雪が付くと、起伏が明瞭になって、これまで気にならなかった尾根やピークの位置関係が気になり始める。

岳沢まで2時間ほどでしょうか?

途中からは沢沿いのルートを西穂高岳の山並みを眺めながら標高を上げてゆく。

Dsc_0311_089

(天狗沢、天狗岩ってかっこいい)


滝沢側の良い場所を指定してもらい、幕営。
午前中から、ビールを飲んでまったりと過ごす。休息に来たのだから、これで良のだ。

どんどん、テントが増えてゆく。大方が、アルパインな方々、そんな、場所なのである。

近くでは、学生さんや山の会の方々が熱心に雪中訓練をしている。学生さんたちは、半日、雪と戯れていた。
ええですなあ。

天気の良い一日でした。

Dsc_0334_088

(右の沢が奥明神沢、真ん中が重太郎新道の尾根、左が大滝)

 

Dsc_0284_092

(大滝から上部、一直線に吊り尾根へ伸びているが、なぜか誰も登らない。)

2日目 5/4
やがて天気が崩れるという予報。されど、朝は良い天気。
雪が締まっている間に、登っちゃいましょう。
6:00頃、奥明神沢を登り始める。
真っ直ぐに明神岳と前穂高岳の鞍部に伸びているこの沢は、夏は藪に覆われ近寄ることはできないが、この季節はここを登ってくれよという存在感がある。

真っ直ぐ登って曲がり角を左に斜上する。
ステップが切ってあるので問題は無いが、ここから先、真っ新カリカリだったら、良いアイゼントレーニングになりそうである。

 

のんびりと登らせてもらう。

頂上は、風が強く長居できない。涸沢を直上する数珠つなぎの登山者たちが見えた。

Dsc_0371_084_2

(前穂頂上から見た北尾根とその向こうに常念、大天井)

Dsc_0412_083_2

(振り返り見た奥明神沢)

そそくさと下って。11時にはビールを買って、テントの中でまったりと過ごした。やがて、粉雪が舞い、みぞれが降り始めた。

 

3日目 5/5

今日は、西穂高沢から西穂高岳という予定である。当初、テントを撤収して、西穂沢出合いにデポすることを考えていたが、テントが昨晩のみぞれでパリパリに凍っていて、畳む気にならなかった。
6時半頃、出発。西穂沢に入ってから、しばらく行くと陽が当りはじめる。暑い。
上着を脱いで、約2時間で稜線へ這い上がる。その間に、気温は上昇し、すいぶん雪も緩んできた。

西穂高岳・山頂、登山者が多いのに驚く。西穂山荘から稜線を踏破してきた方々で、今やアイゼン・ピッケルの山歩きはポピュラーな山の楽しみ方になってきたのだと感じた。

Dsc_0441_081

(来た西穂高沢、そして向こうには昨日の奥明神沢と前穂高岳)

実に良い天気。眺めは最高である。

Dsc_0453_080

(定番であるが、奥穂方面、一番高いのはジャンか?涸沢岳、南岳、大喰岳の向こうに槍の先っちょ)

 

大急ぎで下ることにする。かなり雪が、緩んできている。
膝まで潜る腐れ雪である。はよ、降りたい。
終盤の4分の1ほどはシリセードで、あっという間であった。(ズボンの寿命を縮めてしまった)

11時前に、テントに戻り、コーラで乾杯。
良いお天気、のんびりと撤収作業を楽しみました

Dsc_0476_099

(数日のうちにここの雪は融けるだろう。森が息吹いている)


河童橋では、観光客に圧倒され、早々にバスにて脱出。

平湯の森で、お風呂、ざる大盛り、ノンアルコールで完結しました。

だから山はやめられません。

追記:

・雪山の天泊装備、岩稜歩きで一眼レフはかなりのお荷物です。スモール・ライトを研究してみます。
・西穂沢で3度、こぶし大の落石に遭遇。ヘルメットは必携だと思う。休憩中はザックを盾に、上部を見ながら休むという基本がありました。
・雪が落ち着いた頃に(来週?)、また行きたいものである。

                                

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »