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2012年7月19日 (木)

穂高ジャンダルム:じゃんじゃん

2012年7月15・16日

穂高ジャンダルム


梅雨明け直前の雨の3連休、最終日のみ、お天気が見込める状況。
雨の日は、基本的に山に入らないことにしているが、15日、雨を承知で平湯アカンダナ駐車場からバスに乗車した。
今回の山行の目的は、「休息と適度な緊張感」である。


15日

雨で停滞するにせよ、岳沢ならば大きく荒れるまい。傘をさして歩ける範囲というのも、選定の理由。岳沢小屋のブログ情報を、いつも参考にしているというのも、大きな理由。

上高地で、パッキングをしなおし、傘とスパッツで歩き始める。
整備された登山道は、歩荷に適した歩幅である。

9時頃、岳沢に到着し幕営。早い時間とはお思いでしょうが、今日はゆっくりと休息を楽しむのである。
ビールを2本購入、午前、雨音を楽しみながら、テントでまったりと過ごす。
昼は、小屋で昼食を食し、天狗沢へお散歩、そしてお昼寝。

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(テン場の雪は大滝までつながっていた)

娘にメールしたりして、くつろぎ三昧である。

早めの夕食をとり、滝沢の雪渓を登って、南陵の取りつき近くまで散歩する。

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(トリコニー、三つこぶラクダ)

時折、雨音に目を覚ましながら・・・。

16日

早朝、明るくなってきたので出発。天狗沢を行く。
途中から、雪が残っており、上部はガスで視界がきかない。

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(天狗沢上部)


どこが、コルかもわからぬまま、アイゼンを履いたり外したりしながら登ってゆく。最後の急な雪の斜面を登ると、見覚えのある石組み。
7:00、コルに到着である。


ガスガスで視界、不良。
前日の雨のせいか、岩はそぼ濡れており、とてもスリッピー。
緊張する。
安全第一、3.5点支持ぐらいで進んでゆく。

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(記念にジャンダルムを撮影、まさしく影を撮る)


ジャンもガスの中。
スルーすることも考えたが、今回の目的地はジャンである。
8:30頂上、頂上からの視界も閉ざされている。
滑る岩に注意しながら、先に進む。

「濡れ」というだけで、難易度は上がる。
やはり、雨の日は来てはいけない。
言い訳すると、今日は曇り。


ロバの耳、ゆっくり進めば良い。
ガスガスの、奥穂高岳山頂は無人であった。
皆、どこへ行ったのか?
いつの間にか、岩は乾いていた。


吊尾根はハクサンイチゲが満開。
前穂は晴れている。
一方、終始、奥穂はガスの中。

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(吊尾根から見た前穂と明神)

気持ちの良い稜線歩き。道草を楽しんだ。


いよいよ苦手な重太郎新道の下り。
膝に違和感。そう、膝に爆弾があるのを忘れていた。
ゆっくり下りて、2時間半ほどかかったつもりが、1時間半であった。
時間よりも長く感じる負荷の大きな道である。

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(重太郎新道、最後の下りを振り返る。夏の空である)

ゆっくりとテントを撤収。
上高地は夏の空であった。梅雨明けである。

いつもの「平湯の森」。帰宅後の暑さは尋常ではなかった。

追記:
・「休息と適度な緊張」、これから、こんなパターンが増えそうである。
・アイゼンはアルミ12本爪、ピッケルはコルサ。軽量だから、持参する気にもなる=安全。
・天狗沢の雪渓では、2度、落石がかすめた。ヘルメット必須。シュルシュルと風を切る音。ガスの向こうから突如、現る。
・コル~奥穂間に数名の登山者とすれ違う。彼等の緊張と高揚を感じた。
経験は大切である。このリスクと何を引き換えにしているのか?自問する。

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コメント

あの天候の安定しない連休にジャンとは・・・
さすがです!!
ところで先日、山靴のご紹介をされていましたが、今回のようなスリッピーな岩稜帯を通過する際には、どの靴をチョイスされたのですか?
向学のため、もしよろしければご教授下さい!

投稿: カケヒ | 2012年7月21日 (土) 10時10分

>カケヒさん
コメントありがとうございます。
今回は、急な雪渓を蹴り込むという前提があったので、LOWAを選定しています。それがなければ、キャンプフォーを選定していたと思います。
濡れた岩に対応できるのは「沢靴」です(爆)。

ご承知のように、オールラウンドにカバーできるものは無いので、その日の靴選びも楽しいものです。

そうそう、称名からの周遊、お疲れ様です。いつものごとく、真似のできない脚力ですね。写真もすばらしい。

小生、実は「池塘好き」。水面には、知らない世界が映しだされているように感じます。美術館にて絵画を鑑賞するよう。

投稿: shuntasan | 2012年7月21日 (土) 10時54分

なるほど!沢靴もアリですね。
いつも勉強になります。ありがとうございました!

投稿: カケヒ | 2012年7月22日 (日) 00時47分

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