« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月の3件の記事

2011年9月27日 (火)

槍ヶ岳(北鎌尾根):陽に照らせれて岩が嬉しそうである

2011年9月23~25日

槍ヶ岳(北鎌尾根)

23日(1日目)

天候に恵まれた3連休、キタカマに入る絶好のチャンスである。
前夜にアカンダナ駐車場に向かうが、ゲートのオープンは3:00~17:00とのこと、ゲートが開くまでの間、車中で待つことになる。十分な睡眠はとれないまま、3時に入場、ターミナルで上高地行きの始発バスを待つ。寒いなあ。


さすが上高地、準備を整える登山者であふれている。汗臭くない。
皆、期待に満ちた表情。

Dsc00333a
(この時間、一般観光客の姿はない)

6:30頃、歩き始める。梓川を遡上する。上高地特有の雰囲気を味わいながら、足をすすめる。明神や前穂の岩壁が朝の陽に照らされて、気持ちよさそうである。

8:30横尾を通過。ぐっと登山者が減り、あとは時折足の速い人が追い越してゆく。槍沢で一服し、11:45に水俣乗越。この登り、バテマシタ。体調は良くないかもしれない。

しかし良い天気である。明日はさらに良いとのこと。

天上沢への急な斜面を下る。やがて、岩ゴロの涸れ沢を歩くことになる。歩きにくく、体力を消耗する。膝への負担も大きい。

先日らいの台風影響か、間ノ沢からは、豊富な水が流れ込む。13;00過ぎに、北鎌沢出合に到着。すでに、何張か幕営済み。みな焚火の準備で忙しい。

予定通り、稜線上でビバークするため、足をすすめる。今日の北鎌沢は水量が豊富で、靴を濡らさぬよう、足場を選ばねばならない。

はるか上まで水流が確認できる。一旦、全ての水を捨て、涸れる手前で補給するも、さらに上流でも水は確保できる状態であった。こんなこともあるのですね。

なんとか稜線上に這い上がり、良き場所に幕営。朝を待つことにする。

24日(2日目)

明るくなると同時に行動開始。稜線上の各所に幕営していた人たちが一斉に行動を開始する。
霜柱を踏みしめながら、やがて独標の眺めの良い場所にたどり着く。
迫力のある岩壁である。
巻き道をすすみ、斜上し、コの字をくぐって、左に回り込んですぐ、ルンゼ状の斜面をはい上がる。楽しい場所である。少しばかりの岩登りの経験が活かされる。

頂上を目指して登って行くと、独標の頂上に着いた。あたりまえか?

槍ヶ岳までの稜線を見通すことができる。絶景、来てよかった。


この先は、登攀技術よりも安定した岩を選ぶ判断力が要求される。

Dsc00404a
(良い天気、先のピークに先行者)

基本、稜線上をすすむが、白くて脆いP12だけは、巻き道を選択した。どっちを選んでも危ないけど。

Dsc00412a
(振り返るとガイドパーティーが下降中、この場所、小生は下を巻いた)

北鎌平手前のp15が最も眺めの良い場所であった。

Dsc00427a_2
(大槍、ひまご槍、まご槍、小槍)

さて、北鎌平で少し休んで、いよいよ大きな岩が折り重なる本峰へと取りつく。

頂上近くにチムニーなる難所が2か所あるらしいが、いつの間にか難なく頂上に着いてしまった。

頂上は人でいっぱいである。這い上がった祠の横に立っていると、どうも撮影の邪魔らしい、長居は無用。早々に列に並んで、下まで降りる。

Dsc00453a
(槍見カレー)

11:30頃、山荘でカレーライスを食し、友人と待ち合わせている槍平へと下る。飛騨沢は草紅葉が見ごろであった。

カレーを食べて1時間半後に槍平のテント場に到着。

見覚えのある友人のテントの横に幕営。近くの小川でビールを飲みながら足を冷やして寛いだ。
のんびりと良い時間を過ごす。

Dsc00477a
(小生の癒しスポット)

テント場で日光浴していると、奥丸山から友人が下りてきた。
宴会である。
彼によると、山で会うのは12年ぶりとのこと、懐かしい話ばかりである。

Dsc00490a
(北穂、ドーム、涸沢岳が染まる)

日没後は寒さに耐えきれず、早々に就寝。空には天の川。

25日(3日目)

パリパリに凍っていた。
友人とおしゃべりしながら、下山。

車を回収し、平湯の森で良いお湯を頂きました。

追記:
・今回の山行の核心は北鎌沢の登りであった。要体力。
・最終日は友人との楽しい時間をすごせた。良い休日となった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月13日 (火)

龍王岳(東尾根)・大日岳:プチ登攀・縦走(2日目)

2011年9月10・11日

雷鳥沢(泊)→奥大日・大日岳

昨日は、短い時間だったが、岩稜歩きを楽しんで、小屋のテラスで生ビールを飲みながら、歌を楽しみ、温泉にどっぷりつかったりして、実に良い一日であった。

今日も、存分に山を楽しみたい。最後の称名滝からはバスを利用したが、今日のテーマは「歩いて下山」である。

幕営した雷鳥沢は、一般の縦走路テント場と違って、朝が遅い。日がさすのも遅いが、行動開始も全体に遅い。

少し出遅れてしまったが、ツェルトの撤収は簡単である。5:45頃に、川を渡って尾根に取りついた。

高度を上げてゆく。

Dsc_01242

(地獄谷からガス、近くに小屋、テント場、絵巻である。何の?)

Dsc_01272

(さらに高度を上げる、立山さんまたね)

今日も良い天気である。この山域は実に良い場所である。

尾根上、少し進むと剣岳ともご対面である。猫又や毛勝の山々も朝を迎えている。静かな朝、山で最も好きなひと時である。

向かう奥大日岳への尾根は、雪の残る季節、尾根上をトレースするが、夏は南側を巻いてゆく。汗をかかないように登ってゆく。

ふと視線を落とすと、称名川にはたっぷりの雪、スノーブリッジが・・・。そういえば、この渓谷を歩いた記録をほとんど見たことが無い。称名廊下という。

Dsc_01392

(やばそうな場所である)

Dsc_01502

(相変わらず白煙、地球は生きている)

奥大日岳には7:15頃に到達。あまり汗もかかず、快適な道のりであった。

この後、いったん下り、岩々した斜面を登ると、七福園、大きな岩がゴロゴロしている。その言われは知らないが、やたら福が多そうである。

Dsc_01672

(岩の配置が背後の剣岳と似ている)

中大日岳を経由し、大日小屋前で大休止。剣岳を眺めながら、他の単独行者と山を話す。空荷で大日岳をピストンして、大日平までサクサク下った。

この下り、暑い。暑い。

近頃、寝不足気味である。大日平、笹っ原にある木製ベンチの上で、お昼寝少々。乾いたテーブルが気持ち良い。青い空を仰いで、気持ち良い。

牛ノ首下の崩落地工事現場、土木技術の工夫に感心しながら下ってゆく。途中のベンチでもお昼寝少々。

称名滝の観光道に飛び出してから、少し飛ばして、12:50発のバスにギリギリ間に合いました。

今日も、立山駅前でソフトクリームを食し、森の雫で汗を流して帰宅した。



良い山でした。

追記:
・尾根上は、とても良い天気でした。遠くの山々、近くは剣岳などすばらしい眺めである。終始、この風景を背にして歩くことになるので、本当なら逆コースがこの山の正しい楽しみ方だと思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年9月11日 (日)

龍王岳(東尾根)・大日岳:プチ登攀・縦走(1日目)

2011年9月10・11日

龍王岳→雷鳥沢(泊)→奥大日・大日岳

天気予報は目まぐるしく変わった。このため、どこへ行くか定まらないまま、前夜に今回の行程を決定。貴重な2日間を欲張って楽しむのだ。

本当なら、ガッツリと岩稜歩きや縦走をしたいのではあるが、休みは限定されている。また、疲れが残っていて、そうそう無理な行程を組むわけにもいかない。

10日
セットした目覚ましの時間に、2時間半も遅れて行動を開始。お疲れなので仕方がない。
それでも立山駅8:20発のケーブルに、待ち時間なしで乗ることができた。いつも、始発は長蛇の列、少し遅めの行動でも、良い場合もある?

室堂ターミナル、階段のコーナーで登山届を提出。この登山届ボックスは今年の5月の連休に初めて発見した。その時まで、その存在を知らなかったのである。それまでは、雷鳥沢や剣沢のテント場で提出するのが常であったが・・・、これって以前からあったのだろうか?

長野、新潟、岐阜、山梨ほかでは、主要な登山口に必ず届けボックスが設置されているが、富山ではあまり目にしない(気づかない?)。

9:50、歩き始める。予定より遅れてしまったが、午前中に登攀を済ませてしまいたい。

Dsc_00671

(実に良い天気、皆楽しそうである)

一の越には、10:20到着。そのまま、乗越て、御山谷側へ下る。少し先の右手ゴーロ帯をぴょんぴょんしながら、龍王岳の東尾根取りつきまで、草を踏まずに到達する。

Dsc_00761

Dsc_00812_2

(ギザギザしたのが目的の尾根)

10:50、ヘルメットほか登攀具一式を装着し、はい上がる。

所により、Ⅲ級程度で、特に難しい場所は無い。勿論、ルートを誤れば難易度は飛躍的に上がる。落ちたら人生おしまいである。

ファイブテン・キャンプフォーのフリクションは抜群である。ぐいぐい高度を上げてゆく。とても、楽しい。

Dsc002771

非常に楽しい。

Dsc002831

景色も抜群である。

Dsc002941

最高。

Dsc003011

12:00、龍王岳頂上に到着。ロープなどの登攀具を使うことは無かったが、危機脱出のための装備として必須である。

南尾根を偵察したのち、浄土山経由で、室堂へ戻った。コインロッカーに余計な荷物を預けてあるのだ。回収。

今週末は、「立山黒部アルペンフェスティバル」なるものが、開催されていた。ターミナル屋上では荻原兄弟トークショー。みくりが池温泉では加賀谷はつみさんのアコースティックライブが開催されていた。みくりが池温泉で、昼食をとる予定だったが、14:00丁度で、食堂は閉店。残念、腹減った。

テラスで「加賀谷はつみ」さんのライブを聞きながら、ピザと生ビールを食す。懸命に歌う姿に感心。

Dsc003051

(テラスにて、小生のキャンプフォー)

Dsc003061
(そして、なぜか写っていた。はつみさんとスタッフさんの履物)

おじさん、ミーハーである。その後、CDをゲット。握手してもらってご満悦である。ルンルン気分で、地獄谷への階段を駆け下りて、雷鳥沢に幕営。

Dsc_00991
(ツェルト泊、雷鳥沢)

テント場では、テントの見本市が開催されていた(石井スポーツ主催?)。立派なテントが林立。小生のお宿はファイントラックのツェルトIIである。ちょっと浮いてるかなあ~。気にしないけど。

石井スポーツさんから、カップに入っていないカップ麺?をもらう。自炊道具を持参していないので、持って帰るしかない。

雷鳥沢ヒュッテで温泉に入り、ビールを飲んで。就寝(騒々しくて寝れなかったけど)。

2日目へと続く・・・。

追記:
・ツェルトIIについての詳細な感想は、別の機会に。一言、素材は優れている。
・継続は力なり。フェスティバル、続けてもらいたい。
・#4では寒くなってきた。
・命取りにならぬように軽量化を意識したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »