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2011年8月27日 (土)

猫又山・大猫山:ねこねこ

猫又山・大猫山

2011年8月27日

3週間ほど山に入っていないが、すでに衰えを感じている。今回は、秋の縦走に備えての足慣らしをしようと考えた。少し、考え事もしたいので、静かな山を選んだ。

5:30頃、ブナクラ谷の登山口を出発した。朝露対策でスパッツを付けたが、草の丈は伸びており、30mほど進んだ時点で、ズボンはずぶ濡れである。合羽ズボンを履くべきであったが、手遅れである。開き直ってそのまま、進むことにする。アカソの朝露量が半端じゃない。やがては、靴下までずぶ濡れとなった。

ブナクラ谷のこのルートは、沢を何度も渡るので、雨天時は入るべきでない。昨日までかなりの雨は降ったが、本日は渡渉に苦労する場面はなかった。

このような、入る人が少ない山域では、特に「安全」を意識している。飛ばさず、確実に進んでゆくことを心がけた。本日持ち込んだ山靴のソールは濡れた岩が苦手らしく、やたら滑る。一歩一歩、着実に進む。劇藪が想定される猫又・大猫間に備えて、体力も温存しなければならない。

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(このゴーロを登るとブナクラ峠)

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(登ってきたブナクラの谷)

ブナクラ峠には7:40に到着。しばらく休んで、左(北)の尾根を這い上がってゆく。急な斜面である。やがて、しばしば藪をこぐことが多くなる。アゲインストの藪は厄介である。ただし、急な斜面では草木を掴んで這い上がるしかないので、少しは藪が無いと、安全に登攀できないのも事実である。途中、長そでシャツに着替えて、藪漕ぎの戦力強化を図ったが、アゲインストの藪は疲れます。

 

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(南には赤谷山、その向こうに剣岳)

この時点で、まだ藪は朝露に濡れており、下半身ずぶ濡れになって高度を稼いでゆく。

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(カールの花たち、チングルマやハクサンコザクラ)

ようやく、樹林帯を過ぎたあたりのカールには雪が残っており、雪の周辺では初夏の花々が見ごろとなっていた。のんびり時間をかけて進んでゆく。

別天地である。来てよかった。来てよかった。

大猫への分岐を過ぎてさらに進むと猫又山頂上である。10:10に到着。10時前に着いたら、釜谷山まで足を延ばそうと思っていたが、10分の遅刻である。この先の厳しい道のりを考えたら、遅れて到着したことを幸いとしなけければならない。

少し休んで、大猫山へと周遊することにする。当初、劇藪を想定していたが、最近、刈り払いされたらしく、快適な尾根道になっていた。作業された方に感謝感謝である。

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(この踏み跡の薄さが魅力である)

この尾根、なかなか良いところである。花もきれい。随所に池塘があって、途中、どっぷり腰を下ろして、靴下の水を絞ったりしながら、良い山の空気を楽しんだ。また、来るぞ。

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(猫又山から大猫平まで、数知れぬ池塘が点在する。池塘好き?にはたまらないコースである)

大岩近くの、三角点を過ぎると、笹原の尾根となる。

ペナントのある大猫山の頂上には、11:50頃に到着。前に来た時も思ったのだが、本当の頂上ではないような気がする。

大猫平まで下って、大休止。実に良い場所である。昼食をとって、昼寝の誘惑を振り切って、急な斜面を慎重に下り、2:30頃に登山口に戻った。

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(大猫山の急登、ここは立山杉の棲家である)

いつものように沢水で靴やスパッツをたわしでゴシゴシ洗って、いつものように大岩不動の湯に立ち寄って、家路についた。

追記:
・午前9:30頃までは、視界も良好で剣岳を眺めながらの山行であったが、以降はガスにつつまれてしまった。一方で、涼しく、幻想的な山の雰囲気を味わうことができた。
・登山口には車が3台、赤谷山に2名、小生の逆コース2名の実に静かな山であった。つまり、登山中に出会ったのは2名の1パーティーのみである。わがままであるが、静かな山であり続けてほしい。
・登山口からの大猫山登山道は、北アルプスでも随一の急登だと思う。少しおどしておこう。
・赤谷山も藪が伸びていたとのこと、途中、草刈機がデポされていましたので、近々刈りはらわれるかもしれません。登山道の整備をされておられる方々には、本当に頭が下がります。

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