大日岳:雪解け進行中
2011年6月19日
大日岳
梅雨入り直前の新緑の山が、一番良き山である。
一方、忙しくて、山に入れないまま、梅雨入りしてしまった。取り急ぎ、雪が残る山に登っておきたいとの思いから、大日岳を選んだ。
称名滝駐車場へのゲートの看板には8時開門とのことであったが、実際には7時に開放となった。昨年は、猿が馬場~牛の首で起きた崩落により、登山道の通行ができない期間があった。今月、手直しが入ったとの情報があったことから、あまり心配せずに、入山することにした。
登山者とはほとんど出会うことの無い静かな山であった。
(振り返り見た問題の崩落地)
関係者の努力・工夫によって、問題なく通行することができた。ただし、浮石が多く、落石には注意が必要である。また、このような斜面は、一気に通過するスピードが必要である。前後に人がいない方が良い。
今年の7月に、登山道の工事が入るとのうわさを聞く。このような不安定な斜面の崩落を長期的に留めるのは容易ではないだろう。
牛の首を過ぎたあたり、木道の滑り止めには関心した。とても、よくできている。滑る木道は、山道で最も危険な構造物である。尾てい骨を骨折する危険性が著しく低下するだろう。「世の中の役に立つ仕事」とは、こういうことを言う。
(木道の滑り止め、最高の出来である。感動)
ひと気の無い大日平山荘のベンチでスパッツを装着。以降、雪の上を歩く。
落とし穴になる木道の縁を避けるため、わざと夏道を外して歩いてゆく。
(大日平小屋から先は雪の上を歩く、新緑と雪が同時に楽しめる)
(振り返り見た弥陀ヶ原と大日平の雪模様、昔は繋がっていたのだろう)
アイゼンを装着して、二又を左に行き、鏡岩をこえて右又へと乗越す。間もなく頂上である。
(頂上直下で見た雷鳥の足跡、基本はズズメやニワトリと同じである)
残念ながら、ガスで視界がきかない。剣岳の眺めの良い場所なのだが・・・。
頂上付近の雪庇の大きさに関心しながら、そそくさと下山。
(ここは未だ新緑の季節でござる)
静かな山を楽しんだ。また来ます。
追記:山慣れていれば崩落地の状態は、その辺のガレた山道と大差ない(問題ない)。ただし、イコール安全ではない。リスクをどう解釈するかは、個人によって大きく異なるだろう。万人が山を楽しむ権利を有している。しかし、本来、リスクがあるのが山である。安全に山を楽しむには、人がそれにあわせる努力も必要だろう。
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