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2010年9月 5日 (日)

南岳・北穂高岳:そこにビールがあるから登る

2010年9月3~5日

あまりに暑い日が続くので、山へ避暑に出かけた。テント装備で荷が重く、ちと難儀したが、出会いもあって楽しい3日間であった。

3日

新穂高の駐車場に車中泊し、明るくなると同時に出発した。右俣沢を行く。この辺は熊が出るので、熊鈴を鳴らしながら進んでゆく。
そうすると、槍平で、かわいいくまさんが出迎えてくれた。

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(槍平小屋のくまさん。けど、本物には注意)

これだけで雰囲気が明るくなる。日当たりのよい場所に、ベンチが設置されていて、のんびりしたくなってくる。これまで、何度か槍平にはテン泊したことがあるが、機会があれば小屋にも泊まってみたい。雰囲気づくりって大切だよね。
ここで、新たに水を2.5L補給する。今年はまともな雨が降っていない。稜線上での飲み水を確保しておこう。しかし、重いなあ。

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(しばし南沢を行く)

南岳新道は、いきなりの急登である。登るのも大変だが、下るのも大変そうである。途中、霧雨状態となったが、雨具を付けずに進む。涼しくて、気持ちが良い。途中、2600mぐらいの場所に、救急用品・非常食などがデポされていた。良い、システムである。

南岳のテント場は風が強いものの、快適な場所であった。小屋でビールを調達し、ここまで前後しながら歩いてきた男女2名のパーティーと語らう。彼らとは、下山後の温泉まで一緒であった。
ちなみに、小屋で配給していた水は7月に採集した天水とのこと、歩荷してきた水が大いに役立った。

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(晴れ間は急にやってくる)

早速、サンダル履きで南岳に登る。

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(南岳から見た穂高の山々)

早めに就寝。風が強く、しばしば目が覚める。雨も降ったが、朝は良い天気であった。

4日
日の出前に出発。いい感じ。良い日になるぞ。

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(八ヶ岳、富士山、甲斐駒)

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(これから進む、大キレット、穂高の山々)

山々が赤く染まるのって何て言うんだっけ?とにかく、山は朝が一番良い。大キレットを進んでゆく、ナイフリッジも何か所かあって、スリルを楽しみながら進んでゆく。

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(途中振り返り見た小ピーク、これが長谷川ピークでしょうか?どうでもいいけど)

急登になり、ややこしい岩場の登りが延々と続く。装備が重く、軽快とは言えない登りであった。なお、それなりにルートは整備されているが、全体重を預けるには問題のある岩(いつかは落ちる)が随所にあった。
北穂高小屋のテラスを通り抜け、北穂高岳山頂には、8:15頃到着。人がグッと増える。

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(北穂高岳から見た、槍ヶ岳、南岳)

今日は雲が少なく、はるか遠方の山々も望むことができた。ここで、携帯の着信履歴を確認、業務連絡を済ませる。
尾根沿いを涸沢岳へと向かう。飛騨泣きに負けず、悪い道である。思いのほか時間がかかった。穂高岳山荘には、11:30頃到着。このまま、白出沢から下山するか、少しだけ試案。その時間は十分にある・・・。

もちろん、山の上でビールを飲むために来たのだから、下山するはずは無い。そもそも避暑に来たのに、下界に下りるのは間抜けである。幕営後は、サンダル履きで、ビールを買いにゆく。目の前にある奥穂高岳に登るよりも、山荘テラスでビールである。

昨年もここでお会いしたAさんと再会する。今年も、春から穂高三昧とのこと、面白い話をたくさん聞かせていただいた。良かった良かった。またお会いしましょう。山荘テラスは、時間とともに飲み会の後のような雰囲気になってゆく。

早めに夕食を済ませ、就寝。暗くなってから、テント設営を始めたパーティーがあった。構わないけど、少し声を低くしてほしいものである。

5日

今日も良い天気である。

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(まもなく夜明け、いいねえ。日が出てしまうと、案外つまらない)

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(前穂北尾根、よく見ると涸沢ヒュッテ)

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(浅間山?から日が登る)

5:50頃、下山開始。
白出沢をてくてく下ってゆく。8:00頃に白出沢出合、「平湯の森」が10:00から営業なので、穂高平で休んで時間調整した。ところが、本年、新装開業した「中崎山荘」では8:00から入浴できる。知らんかった。早速、予定を変更して下山後は「中崎山荘」に車を回す。

お湯は、熱すぎず、疲れた体に心地よい。湯の花プカプカの小生好みの温泉であった。ここは、なかなか良い。

入浴後は、新平湯温泉の「奈賀勢」で定番のテッチャンを食し、神岡の「あすなろ」でコーヒー豆を購入し、満足のうちに帰宅した。

追記: 
①少々、急登に疲れるが、岩があって面白いルートである。装備は軽い方が安全。下山は西穂経由というのも面白かったかもしれない。いずれにせよ、岩に慣れていない人は入らないほうが賢明。
②一眼レフをたすき掛けにして歩いたが、かなり邪魔である。特に、北穂から涸沢岳にかけては、右側を巻くことが多いため、左脇のカメラが岩に当たってうっとうしい。一々ザックに収納するのも面倒である。一方、先月の鋸岳や錫杖岳では迷わずコンデジを持参し、快適であったが、残った写真はなんだか味気ない。・・・。本当なら安全を優先すべきだろう。

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コメント

あそこのキレットを越えて、8時15分?
早すぎ!
危険すぎです(超人!)

おっしゃるとおり、山は朝が一番ですね。
ヒンヤリした空気。
日が登る瞬間。
いいですね~。

>山の上でビールを飲むために来た
あ~、贅沢。
まさに、それですよ~(笑)

投稿: 三脚マン | 2010年9月 9日 (木) 03時38分

三脚マンさんへ

コメントありがとうございます。

いやいや三脚マンさんの馬力には勝てませんよ。いつも、すごいなあとうならされています。(写真はもっとすごいけど!!)

山では、あの日の出前の15分間、清められていくのを感じます。

投稿: shuntasan | 2010年9月 9日 (木) 06時18分

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