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2010年8月 7日 (土)

白馬岳・雪倉岳・朝日岳:北アルプス一番の花の道

2010年7月31日(土)~8月2日(月)

高山植物の開花も終盤と考え、急ぎ北アルプス随一の花の道を訪れた。蓮華温泉から入山し、白馬岳、雪倉岳、朝日岳を経て、蓮華温泉に下りるルートである。もしかしたら、見ごろは過ぎているかと懸念していたが、いやいやすばらしい花たちが出迎えてくれた。文句なしの北アルプス一の花巡りの道であった。

7月31日
(蓮華温泉~白馬大池~小蓮華岳~白馬岳)
蓮華温泉駐車場で車中泊し、5:30に駐車場を出発した。今回のテーマは、存分に花を楽しむことと、最終日の長い下りに備えて、体力を温存することである。そもそも、幕営装備では、そうそうペースは上がらない。息を整えながら、ゆっくりと登ってゆく。8:35白馬大池に到着。早速、ハクサンコザクラ、ハクセンイチゲ、チングルマ等々の花々が出迎えてくれる。

小蓮華岳に向かって、尾根を登ってゆく、途中のハクサンイチゲの群落が見事であった。その他、定番のミヤマキンポウゲ、ウサギギク、シナノキンバイ、イワギキョウ、ウスユキソウ、イワイチョウ、ミヤマタンポポ、イワツメクサ、ホソバツメクサ、イワオウギ等々花盛りであった。

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(この季節、訪花昆虫たちも大忙しである)

小蓮華山を過ぎると、殺風景となるが、三国境から白馬岳にかけては、所々にお花畑が広がる。富山側斜面のコマクサの群落は言うまでもないが、信州側にも幾つか点在する。ウルップソウの花期は終わっていた。

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(デイジー?、正しくはミヤマアズマギク)

白馬岳頂上には、12:20に到着。ザクザク下って、村営宿舎横のテント場に幕営し、ビールを買って、まったりと過ごした。隣の単独の御嬢さんは明日、大池へ向かうとのこと、花はこの辺じゃ1番ですよと申しましたが、よく考えてみると4・5番目だったかなあ。ごめんなさい。ワインを飲んで、早々に寝てしまった。

8月1日
(白馬岳~雪倉岳~朝日平)
翌朝、テントを撤収し、テント場のすり鉢から這い上がったのは、4:55頃であった。

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(日の出前の旭岳、登ったことは無い。雪渓をつめて割れ目から這い上がってみたい)

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(杓子岳・鑓ヶ岳、しばらく登っていない)

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(ご来光を見ようと丸山の人々、浮かぶ立山・剣)

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(白馬岳頂上から雲海と太陽)

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(振り返り見た白馬岳)

以降、終始ガスに覆われ、視界が悪い。ミヤママツムシソウの写真を撮ったりしながら、鉱山道の分岐を過ぎると、いよいよ、花の道へと突入する。鉢ヶ岳と雪倉岳は、国内でも有数の花の見事な場所である。

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(ハクサンイチゲ・シナノキンバイの群落)

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(栽植したような、ミニミニロックガーデン)

とにかく見事な花・花・花畑。ガスがかかって終始視界が悪かったが、幻想的な雰囲気を味わうことができた。小桜ヶ原はハクサンコザクラが見事であった。木道が整備されているが、その後の水平道も含め、古くて滑りやすい。危険である。

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(キヌガサソウ、水平道は春の花が多い)

朝日平には、11:20頃到着。テント場には、3番乗りである。午後には雨が降ってきたので、テントの中でのんびり過ごした。夕方には、雨が上がり、雪倉岳や白馬岳を望むことができた。

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(朝日平から見た、雪倉岳、白馬岳、旭岳。チングルマの盛期に来れば更に見事だろう)

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(ヨツバシオガマは稜線沿いと湿原では違う植物のように見える)

それから、今日見た花は、初日見たものに加え、タカネナデシコ、シロウマアサツキ、ミヤマオダマキ、タカネグンナイフウロ、ミヤマムラサキ、コバイケイソウ、ミズバショウ、ニッコウキスゲ、クルマユリ、カライトソウ、ミヤマウイキョウ、ミヤマゼンコほか色々。(とにかくたくさん)

テントに戻ってみると、隣りには某高校山岳部のテント。予想どおり夜遅くまで、話が尽きない。若いからしょうがないよね。その後、他の登山者に注意され、即、就寝したようだ。素直でよろしい。日本の将来は君たちとともにある。期待しているよ。

8月2日
(朝日平~朝日岳~蓮華温泉)
朝日岳には汗をかかないように登った。そのまま、新潟側へと下る。この下りも花が見事であった。朝もやの中、しばしば感動し、足が止まった。この感動を文章や写真に表現する素養がないのが残念である。とにかく、来てよかった。

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(ハクサンシャジン?)

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(名も知らぬせり科植物、イワオウギの群落)

吹上のコルから五輪尾根へと向かう。地図にはぬかるみの道と記してあるが、新しい木道が設置されており、快適に歩くことができる。花も見事で、写真撮影に時間がとられ、先に進めない。

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(ヒメシャジン?)

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(ハクサンコザイクラの群落)

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(青空・雲・雪・花・緑、コントラストが美しい)

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(五輪高原のワタスゲ)

白高知沢まで下ったあと、尾根を巻いて鉄製の立派な橋を渡ると、登り返しが始まる。登りつめると、ギボウシやシモツケソウ、オタカラコウが咲き乱れる兵馬の平である。

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(シモツケソウ、たくましい植物。たまには撮ってみる)

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(花の木道)

さらに蓮華温泉まで登りかえし、汗だくになってに駐車場に到着した。

蓮華温泉ロッジでは、内湯の温泉を頂戴し、シャンプーと石鹸でさっぱりした。泉質は、温泉くさいザ・温泉って感じの良いお湯でした(ちょっと熱いけど)。かなり満足。

帰りは、木地屋の集落で「ざる大盛り」を食し、帰宅した。

追記:花の名前に詳しくないので、間違い等があればご指摘ください。

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