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2009年9月23日 (水)

鷲羽岳-水晶岳-笠ヶ岳・感動しきりじゃ

2009/09/19-22
鷲羽岳・水晶岳・笠ヶ岳

今シーズン始めてのテント装備の山旅である。一昔前に比べて、山道具はずいぶん小型化、軽量化されたものの、それでもずっしりと重い。若い頃に比べて体力が落ちているので、軽くなったという実感があまりない。なんとか60Lザックに、4日分の食料を押し込んで出発した。
当初は、折立から薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳を巡り、新穂高に下山するプランを温めていたが、富山発折立行きのバスが満席で予約がとれず、急遽、新穂高から水晶岳をピストンすることにした。

19日
新穂高の無料駐車場に到着したのは、前夜18日の22:00であった。耳栓をしてシュラフにくるまり、朝になるのを待つ。翌朝の5:00に出発したが、駐車場はすでに満車であった。
左俣谷の林道をすすみ、穂高の山々を背にしながら、弓折岳に向けて高度を上げてゆく。

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鏡平ではさらに展望がひらけ、槍ヶ岳が目に飛び込んでくる。小槍もよく見える。ここから見る飛騨沢は、思いのほか狭いように感じた。

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稜線まで登れば、双六小屋まであと少しである。小屋には11:50に到着した。これから向かう鷲羽岳を望むことができる。ここから、三俣までのルートは、進むにつれ槍ヶ岳の北鎌尾根、そして硫黄尾根の全体像を望むことができる。北鎌尾根は未だ挑戦したことは無いが、体力勝負のコースと聞いている。ここから見る限り独標までたどり着けば、あとはなんとかなりそうであるが、やはり事前のトレーニングが必須であろう。硫黄尾根は見るからに脆く、近寄りがたい。

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しかし、天気がよろしい。予想外に紅葉もすすんでおり、絶好の登山日和である。水晶岳はひときは黒い。

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三俣蓮華岳キャンプ場には14:50に到着。テントを設営し、まったりと過ごす。

20日
満天の星空の下、4:40に出発する。鷲羽岳の頂上には1時間ほどで到着である。ご来光が周辺の山々を照らし、実に神々しい。
今朝は風が強い時間帯があり、重心を低くして歩行した。特に、ワリモ岳へ向かうコルは、信州側から吹き上げる風が砂塵を伴い、頬に突き刺り、痛かった。(写真はコルを通過後に振り返って撮影したもの)

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ワリモ乗越は、朝日に照らされて黄金色の草原となっていた。何の変哲もない風景ではあったが、なんだか無性に感動して涙があふれてきた。初めての経験かもしれない。至福の時とはこのような瞬間を言うのだろう。すばらしい経験である。

水晶岳には7:50に到着。薬師岳は大きく、立山、白馬岳は遠い。槍・穂高の山々は険しく。黒部源流の山々は包み込んでくれる。

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P10107941 一旦、黒部源流へと下り、三俣へと登り返す。ここの紅葉がすばらしかった。

P10107981 テントを回収し、双六へと向かったが、今日も槍ヶ岳の眺めがすばらしかった。双六小屋に到着したのは14:00であったが、すでにテント場は一杯で、良い場所は残っていなかった。
小屋も大変な混雑である。その様子を眺めながら、生ビールをお代わりしてしまった。

21日
5:35に出発。左に槍・穂高を眺めながらの1日である。

P10108021 笠ヶ岳までは、稜線をひたすら南下する。秩父平から乗越えると、笠ヶ岳と対面することができる。抜戸岳・笠ヶ岳ともに穂高側は切れ落ちており、西側斜面とは大きく様子が異なる。なだらかな稜線をのんびりと進んでゆく。

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P10108151  10:40に笠ヶ岳山荘に到着した。登頂後に新穂高まで下山するのに十分な時間的余裕があるが、どうしてもビールを我慢できず、ここに天泊することに決定。槍・穂高の山脈を眺めながらのビールの味は格別である。

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22日
最終日の予報は曇天時々雨。5:30に出発、予報通り途中からは雨。笠新道をどんどん降って、9:00に新道口、9:50に駐車場に無事到着した。

最後は雨だったが、それまではこれ以上ないほどの好天に恵まれた。朝の気温は氷点下に下がったが、日中は過ごしやすく、行動に適していた。稜線近くは紅葉が見事であった。何より、すばらしい山々に何度も心から感動した。大げさかもしれないが、今回の山行は人生の宝物となるだろう。

天泊装備で荷が重いとは言え、午後になるとバテバテであった。体力は着実に落ちている。軽い足取りで追い抜いてゆく若い登山者がうらやましく思えた。日頃の鍛錬が必要ですね。確かに、山では苦労があってはじめて知ることの出来るすばらしさがあるが、修行登山をするつもりはあまり無い。怪我や事故だけには気をつけて、長く山登りを楽しみたい。

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