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2009年9月の4件の記事

2009年9月27日 (日)

火打山・もみじ狩り

2009/09/26
火打山

もたもたしていると、あっという間に紅葉シーズンが終わってしまいそうな気配がする。場所によっては、間もなく雪となるであろう。その前に登っておきたい山が火打山である。というのも、以前から残雪期に訪れたいと考えている山の一つであり、前もって山の様子を知っておきたかったのだ。
都合により、日帰り登山となったが、時間が許せば、その日のうちに火打山から妙高山を巡る予定であった。そのため、朝は暗いうちに出発したが、思うように足が動かず、早い段階で火打山のみをピストンとすることに心は決まってしまった。先日、4日間の縦走を終えたところであるが、この間に足腰が鍛えられて、快調に飛ばせるものと期待していたのだが、むしろ疲労が蓄積していたようだ。

前夜のうちに笹ヶ峰の登山口駐車場に入り、4:40に出発した。暗闇の森の中に分け入ってゆく。静かな森が、普段はたどり着けない心の深淵へといざなってくれる。
やがて夜が明け、周囲の様子が分かってくる。どうやら、紅葉はずいぶん標高の低いところまで降りてきているようだ。

高谷池ヒュッテには7:30に到着した。ここまでくると紅葉は後半戦といった状況である。初夏は、ここから天狗の庭あたりまでが、高山植物の見事な場所らしい。頂上には、9:00に到着。ここからは、焼山や妙高山を望むことができた。

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帰りは、紅葉を楽しみながら来た道を戻り、12:00に登山口に到着した。

当初、泥の道を警戒していたのだが、随所に木道が設置されており(しかも新品!工事ご苦労様です)、通行に支障はなかった。登山道の整備に力が入れられている。

次回は、ぜひとも泊まりがけで、残雪期あるいは初夏に訪れたい。

下山後は「苗名の湯」に立ち寄った。450円のとても良いお湯でした。

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2009年9月23日 (水)

鷲羽岳-水晶岳-笠ヶ岳・感動しきりじゃ

2009/09/19-22
鷲羽岳・水晶岳・笠ヶ岳

今シーズン始めてのテント装備の山旅である。一昔前に比べて、山道具はずいぶん小型化、軽量化されたものの、それでもずっしりと重い。若い頃に比べて体力が落ちているので、軽くなったという実感があまりない。なんとか60Lザックに、4日分の食料を押し込んで出発した。
当初は、折立から薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳を巡り、新穂高に下山するプランを温めていたが、富山発折立行きのバスが満席で予約がとれず、急遽、新穂高から水晶岳をピストンすることにした。

19日
新穂高の無料駐車場に到着したのは、前夜18日の22:00であった。耳栓をしてシュラフにくるまり、朝になるのを待つ。翌朝の5:00に出発したが、駐車場はすでに満車であった。
左俣谷の林道をすすみ、穂高の山々を背にしながら、弓折岳に向けて高度を上げてゆく。

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鏡平ではさらに展望がひらけ、槍ヶ岳が目に飛び込んでくる。小槍もよく見える。ここから見る飛騨沢は、思いのほか狭いように感じた。

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稜線まで登れば、双六小屋まであと少しである。小屋には11:50に到着した。これから向かう鷲羽岳を望むことができる。ここから、三俣までのルートは、進むにつれ槍ヶ岳の北鎌尾根、そして硫黄尾根の全体像を望むことができる。北鎌尾根は未だ挑戦したことは無いが、体力勝負のコースと聞いている。ここから見る限り独標までたどり着けば、あとはなんとかなりそうであるが、やはり事前のトレーニングが必須であろう。硫黄尾根は見るからに脆く、近寄りがたい。

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しかし、天気がよろしい。予想外に紅葉もすすんでおり、絶好の登山日和である。水晶岳はひときは黒い。

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三俣蓮華岳キャンプ場には14:50に到着。テントを設営し、まったりと過ごす。

20日
満天の星空の下、4:40に出発する。鷲羽岳の頂上には1時間ほどで到着である。ご来光が周辺の山々を照らし、実に神々しい。
今朝は風が強い時間帯があり、重心を低くして歩行した。特に、ワリモ岳へ向かうコルは、信州側から吹き上げる風が砂塵を伴い、頬に突き刺り、痛かった。(写真はコルを通過後に振り返って撮影したもの)

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ワリモ乗越は、朝日に照らされて黄金色の草原となっていた。何の変哲もない風景ではあったが、なんだか無性に感動して涙があふれてきた。初めての経験かもしれない。至福の時とはこのような瞬間を言うのだろう。すばらしい経験である。

水晶岳には7:50に到着。薬師岳は大きく、立山、白馬岳は遠い。槍・穂高の山々は険しく。黒部源流の山々は包み込んでくれる。

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P10107941 一旦、黒部源流へと下り、三俣へと登り返す。ここの紅葉がすばらしかった。

P10107981 テントを回収し、双六へと向かったが、今日も槍ヶ岳の眺めがすばらしかった。双六小屋に到着したのは14:00であったが、すでにテント場は一杯で、良い場所は残っていなかった。
小屋も大変な混雑である。その様子を眺めながら、生ビールをお代わりしてしまった。

21日
5:35に出発。左に槍・穂高を眺めながらの1日である。

P10108021 笠ヶ岳までは、稜線をひたすら南下する。秩父平から乗越えると、笠ヶ岳と対面することができる。抜戸岳・笠ヶ岳ともに穂高側は切れ落ちており、西側斜面とは大きく様子が異なる。なだらかな稜線をのんびりと進んでゆく。

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P10108151  10:40に笠ヶ岳山荘に到着した。登頂後に新穂高まで下山するのに十分な時間的余裕があるが、どうしてもビールを我慢できず、ここに天泊することに決定。槍・穂高の山脈を眺めながらのビールの味は格別である。

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22日
最終日の予報は曇天時々雨。5:30に出発、予報通り途中からは雨。笠新道をどんどん降って、9:00に新道口、9:50に駐車場に無事到着した。

最後は雨だったが、それまではこれ以上ないほどの好天に恵まれた。朝の気温は氷点下に下がったが、日中は過ごしやすく、行動に適していた。稜線近くは紅葉が見事であった。何より、すばらしい山々に何度も心から感動した。大げさかもしれないが、今回の山行は人生の宝物となるだろう。

天泊装備で荷が重いとは言え、午後になるとバテバテであった。体力は着実に落ちている。軽い足取りで追い抜いてゆく若い登山者がうらやましく思えた。日頃の鍛錬が必要ですね。確かに、山では苦労があってはじめて知ることの出来るすばらしさがあるが、修行登山をするつもりはあまり無い。怪我や事故だけには気をつけて、長く山登りを楽しみたい。

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2009年9月 9日 (水)

西穂高岳から奧穂高岳・ジャンダルムを越えて

西穂高岳から奧穂高岳
2009/09/04-06

今回は、ずっと宿題の一つにしていたジャンダルム越えを経験してきました。危険なルートを始めて通過するのですから、テーマは「特に安全」です。とにかく装備を軽くしたかったので、今回は小屋泊まりと致しました。このコースを1日で通過してしまう方もいらっしゃいますが、小生には真似ができません。ゆとりのある日程にしました。

4日
今日は新穂高ロープウェイで入山し、西穂高山荘までです。余裕のよっちゃんですな。ただし、昼食に山荘名物の西穂ラーメンを食べたかったのと、午後から天候が崩れると予報されていたので、早めに出立しました。汗で衣服を濡らすのが嫌なので、ゆっくりと登りましたが、それでも50分ほどで到着です。ラーメンを美味しく頂いて、もう今日の行動は終了です。あとは、小屋でまったりとして過ごします。午後には、予報通りの雨、雷が鳴り響きます。

5日
星空の下、4:00に山荘を出発です。ピラミッドピークで夜明けを迎えます。前穂高岳から登る朝日に向かって、いくつかお祈りをしました。どれもかなえて欲しい願いです。

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西穂高岳頂上ではヘルメットを装着し、心と体の準備を整えます。両手、両足で安全を確保しながら、進んでゆきます。なお、最初に通過した長い鎖場直下には、滑落事故で亡くなられた方がおられたようです。心から、ご冥福をお祈り致します。
間ノ岳、天狗岳と気の抜けないルートが続きます。遠くから見ると、どうやってあんなところを通過するのだろうと思うのですが、近づいてみると上手に岩の弱点をついてコースが取られており、岩登りの基本である三点確保を守れば、着実に前進できます。

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しかし、スリリングなルートです。一歩誤れば、命を落とす場所が随所にあります。通常のクライミングでは、ザイルで確保されて登りますので、一定の安心感というものがあるのですが、ここでは全くありません。自分自身だけが頼りです。そういう意味では、山登りの醍醐味が濃縮されているルートとも言えるでしょう。展望もすばらしい。ゆっくり参りましょう。
天狗のコルからコブノ頭までは、ちょっと長い登りが続きます。そこをなんとか登り切ると、そこにはあのジャンダルムが立ちはだかります。想像していたものよりは小さな岩塊でした。ジャンダルムの上に登ると、奧穂高岳頂上の賑わいが聞こえてきます。

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あともう少しです。ロバの耳と馬の背の間には浮き石の多い登りがあり、後続のパーティーが派手に落石を落としていました。事故が無くてよかったです。落石を起こさない、緊張感も必要です。
馬の背は下を覗かなければ、怖くありません。そのまま尾根をすすんで、奧穂高岳頂上まで来れば、もう怖いところはありません。穂高岳山荘には12:10に到着です。

P10106991 そうそう、奧穂高岳からの下降中、谷口ケイさんにお会いしました。少し、会話しましたが、とてもさわやかな方でした。
今日は、このまま白出沢を降って、下山しようとも思っていたのですが、
①穂高岳山荘の混雑はそれほどでもない。
②どうやら今晩、山荘では谷口ケイさんの講演があるようだ。
③良い天気で降りるのがもったいないじゃないか。
④やっぱり山の上でビールをがっつり頂きたい。
等々、圧倒的な理由により、ここに泊まることとし、早々にチェックインしました。
山荘のテラスでは、今朝早く同じコースで来られたAさんと、明日、逆のコースで西穂に向かうBさんの3人で話をさせて頂いた。Aさんは、とても有名な方です。お会いできて、とても光栄です。興味深いお話をたくさん聞かせて頂いた。エネルギーも分けてもらいました。Bさんは、とてもさわやかな青年でした。
夕日と満月が実に見事であった。来て良かった。

6日
快晴の朝であった。雲海から陽が昇る。

P10107321 5:50に下山を開始する。白出沢は岩ゴロであったが、思ったほど足場は悪くない。ずんずんと降って行く。次回は、残雪期に登ってみたい。
鉱石沢を渡るとき、少し大きな丸い岩の上から滑り落ちてしまった。怪我は無かったものの、こんなことが大きな事故につながるのだろう。不注意・気のゆるみは無かったと思うのだが・・・。
途中、Aさんに追い抜かれた。あっというまに見えなくなる。無駄のない足運びである。
穂高平では、穂高岳山荘で頂いたお弁当「朴葉ずし」を食す。噂どり、誠に美味である。これはおすすめの一品ですね。ここからは今朝出発した白出のコルが見えます。ゆっくりと過ごします。
しばらく、林道を下って、10:30に新穂高の無料駐車場にたどり着きました。

充実した山行であった。機会をつくってぜひとも再訪したいものである。このルートを逆から入る登山者も多い。どちらが良いのか、判断がつかない。一長一短がある。危険な場所は降るより登る方が安全である。西穂から奧穂に向けて、総じて登りであるものの、危険な鎖場を降る場面は、むしろこちらの方が多いように感じた。やはり、好みの問題だろう。小生の場合、最後に奧穂高岳に登頂するという達成感が欲しかっただけである。
なお、小生はヘルメットを持参した。必要としないとする意見もあるだろう。自己責任の世界であるので、とやかく言う気はないのだが、前後に登山者が居ると身の危険を感じる。落石は避けられそうで、まず避けることはできないのだ。次回も持参すると思う。

下山後は、近くの「ひがくの湯」で温泉を頂いた。ここは冬期は営業していないかもしれません。

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2009年9月 1日 (火)

大猫山・頂上はどこ

大猫山
2009/08/30

衆議院選挙の日、不在者投票を済ませてあるので、大手を振って山に行ける。あいかわらずのすっきりしない空模様ではあったが、大きく崩れることはないと予想し、出かけることにした。

自家用車で、馬場島から先、左に入ってダートを進んでゆくと、ほどなく登山口であるブナクラ取水堰堤にたどり着く。丁度、別の登山者が出発の準備をしていた。赤谷山へ行くとのこと。堰堤の梯子を登って行くのを見送った。小生は、6:00に駐車場の北側にある登山口から、大猫山へと分け入った。いきなりの急登である。息を整える暇もなく、湿った登山道を登ってゆく。一番乗りである。登山者の少ない山では、熊との遭遇が心配だ。鈴を、ストックのバンドに取り付けて、じゃんじゃん鳴らしながら高度を稼いでゆく。静かな山が台無しである。でも、けんかで熊に勝つ自信がない。
1400mのピークで振り向いてみると、剣岳の早月尾根や池ノ平山、赤谷山などが見えたが雲に間もなく覆われてしまう。1500mを過ぎたあたりから、木の根や枝をつかみながらのクライムアップとなる。大猫平までくれば一息つける。ここには、幕営によさそうな場所がいくつかある。雰囲気の良い場所である。ここまでくればあと少しである。しばらく登ると稜線に飛び出し、更に赤テープに従って進んでゆくと、大猫山を示すペナントが吊してある小ピークにたどり着く。出発して3時間半を要した。あの池原さんは2時間半で登るという。とても真似ができない。
ガイド本にある2070mのピークはもう少し先のような気がする。さらに進んでみるが、どこが本当の頂上か分からない。雲の中なので判断が難しい。このまま猫又山まで行っても良かったのだが、登山計画書通りに来た道を戻るのが正しい。ある小ピークを自分にとっての頂上と決め、引き返すことにする。
10:00に下山を開始、大猫平で小休憩を取った後、急な下りを慎重に降りてゆく。それでも、何度か滑って尻餅をつきそうになる。足腰が弱く、バランスが悪いのだ。濡れて滑りやすい斜面、意識してゆっくり降りる。あまり楽しくない作業である。13:00に登山口に到着した。年齢とともに下りのスピードが落ちているように思える。
湿度が高いせいか、汗が乾かず、下着までびっしょりである。すぐにお風呂に入りたかったが、お風呂のある馬場島荘の前は満車である。そのまま早月川沿いに車を走らせ、上市ではなく滑川へ抜けて(一部ダートあり)、左岸にある「みのわ温泉ファミリーハウス」に立ち寄った。ここは、馬場島に一番近い天然温泉だと思う(違っていたら許して)。滑川インターからも近いので、高速利用の際は便利である。

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