2011年9月23~25日
槍ヶ岳(北鎌尾根)
23日(1日目)
天候に恵まれた3連休、キタカマに入る絶好のチャンスである。
前夜にアカンダナ駐車場に向かうが、ゲートのオープンは3:00~17:00とのこと、ゲートが開くまでの間、車中で待つことになる。十分な睡眠はとれないまま、3時に入場、ターミナルで上高地行きの始発バスを待つ。寒いなあ。
さすが上高地、準備を整える登山者であふれている。汗臭くない。
皆、期待に満ちた表情。

(この時間、一般観光客の姿はない)
6:30頃、歩き始める。梓川を遡上する。上高地特有の雰囲気を味わいながら、足をすすめる。明神や前穂の岩壁が朝の陽に照らされて、気持ちよさそうである。
8:30横尾を通過。ぐっと登山者が減り、あとは時折足の速い人が追い越してゆく。槍沢で一服し、11:45に水俣乗越。この登り、バテマシタ。体調は良くないかもしれない。
しかし良い天気である。明日はさらに良いとのこと。
天上沢への急な斜面を下る。やがて、岩ゴロの涸れ沢を歩くことになる。歩きにくく、体力を消耗する。膝への負担も大きい。
先日らいの台風影響か、間ノ沢からは、豊富な水が流れ込む。13;00過ぎに、北鎌沢出合に到着。すでに、何張か幕営済み。みな焚火の準備で忙しい。
予定通り、稜線上でビバークするため、足をすすめる。今日の北鎌沢は水量が豊富で、靴を濡らさぬよう、足場を選ばねばならない。
はるか上まで水流が確認できる。一旦、全ての水を捨て、涸れる手前で補給するも、さらに上流でも水は確保できる状態であった。こんなこともあるのですね。
なんとか稜線上に這い上がり、良き場所に幕営。朝を待つことにする。
24日(2日目)
明るくなると同時に行動開始。稜線上の各所に幕営していた人たちが一斉に行動を開始する。
霜柱を踏みしめながら、やがて独標の眺めの良い場所にたどり着く。
迫力のある岩壁である。
巻き道をすすみ、斜上し、コの字をくぐって、左に回り込んですぐ、ルンゼ状の斜面をはい上がる。楽しい場所である。少しばかりの岩登りの経験が活かされる。
頂上を目指して登って行くと、独標の頂上に着いた。あたりまえか?
槍ヶ岳までの稜線を見通すことができる。絶景、来てよかった。
この先は、登攀技術よりも安定した岩を選ぶ判断力が要求される。

(良い天気、先のピークに先行者)
基本、稜線上をすすむが、白くて脆いP12だけは、巻き道を選択した。どっちを選んでも危ないけど。

(振り返るとガイドパーティーが下降中、この場所、小生は下を巻いた)
北鎌平手前のp15が最も眺めの良い場所であった。

(大槍、ひまご槍、まご槍、小槍)
さて、北鎌平で少し休んで、いよいよ大きな岩が折り重なる本峰へと取りつく。
頂上近くにチムニーなる難所が2か所あるらしいが、いつの間にか難なく頂上に着いてしまった。
頂上は人でいっぱいである。這い上がった祠の横に立っていると、どうも撮影の邪魔らしい、長居は無用。早々に列に並んで、下まで降りる。

(槍見カレー)
11:30頃、山荘でカレーライスを食し、友人と待ち合わせている槍平へと下る。飛騨沢は草紅葉が見ごろであった。
カレーを食べて1時間半後に槍平のテント場に到着。
見覚えのある友人のテントの横に幕営。近くの小川でビールを飲みながら足を冷やして寛いだ。
のんびりと良い時間を過ごす。

(小生の癒しスポット)
テント場で日光浴していると、奥丸山から友人が下りてきた。
宴会である。
彼によると、山で会うのは12年ぶりとのこと、懐かしい話ばかりである。

(北穂、ドーム、涸沢岳が染まる)
日没後は寒さに耐えきれず、早々に就寝。空には天の川。
25日(3日目)
パリパリに凍っていた。
友人とおしゃべりしながら、下山。
車を回収し、平湯の森で良いお湯を頂きました。
追記:
・今回の山行の核心は北鎌沢の登りであった。要体力。
・最終日は友人との楽しい時間をすごせた。良い休日となった。